GWの立山黒部アルペンルート

たぬろばチャンネル

ゴールデンウィークの真っ只中5月4日にアルペンルート通り抜けのツアーに行ってきました。昨年は立山登山ツアーで長野県扇沢駅から室堂駅まで往復はしたのですが、観光ツアーでアルペンルートを混雑の中通り抜けるのは4年ぶりとなりました。

そこで今までのアルペンルートと変わったことに何点か気づいたので添乗員目線でお伝えしようと思います。

立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルートは北アルプスの立山連峰及び後立山連峰を富山県の立山駅から長野県の扇沢駅の間を6つの乗り物を乗り継いで抜けていく山岳観光地です。途中には雪の大谷や黒部ダムなどがあり、登山をしなくても雄大な山の景色が見られるということで人気です。
登山をする人も標高2450mの室堂まで乗り物で上がれるので登山日数を短縮できます。

GWは大混雑!?

アルペンルートの一番混む時期は4月中旬から5月いっぱいくらいまでの雪の大谷の時期で、特にGWは混みます。今年は開通当初の雪の大谷は雪の壁の高さが19mで本日5月4日は16mでした。一応6月くらいまで雪の大谷は見られますが、段々と雪解けと共に迫力は無くなっていきます。

5月2日に立山有料道路が通行止めになったことにより、立山駅から美女平駅へのケーブルカーに人が集中して大混雑となりました。立山有料道路は一般車は入れないのですが、観光バスは入れる有料道路で大型バスだと往復52800円(距離は片道約14.4キロ)という日本一料金の高い有料道路でもあります。

個人でも時間予約ができるのですが、天気の良い祝日ともなるとすぐに売り切れ、当日券を求める人々でこの日は3時間待ちになったそうです。団体の場合は予約時間が決まっていて、それに合わせてホテルを出発します。

立山駅から室堂へ

今回のツアーは富山県の立山駅からスタート、富山市内のホテルからは観光バスで1時間ほどの移動となります。立山駅で受付を済ませ最初のケーブルカーに乗車しますが、やはりコロナ以後は団体が少なく、個人客が多かったです。以前はインバウンドの団体、日本人のツアー団体が圧倒的に多かった感じでしたが、今はインバウンドがゼロ、80%くらいが個人客といった感じでした。

最初の立山駅から美女平駅まではケーブルカーで7分、標高475mから977mまで上がります。ここは昔は団体で予約をしていても前の団体などがスライドしていき混雑日は2時間待ちという添乗員泣かせの場所でもあったのですが、今回は問題なく予約便に乗れました。しっかりと団体枠はキープしてくれているようです。

立山駅
立山駅からのケーブルカー

美女平駅からは室堂までの高原バスに乗ります、標高2450mの最高峰駅の室堂まで一気に50分かけて上がります。アルペンルート6つの乗り物の中で唯一確実に座れる全員着席制(混雑時は補助席含む)の乗り物です。そして一番景色を楽しめる乗り物でもありますが、けっこう寝てしまうお客さんもいるので、寝ないように景色を楽しんでくださいと案内しておきます。

特に後半は周りの木が無くなり立山、剣岳、大日連山、薬師岳など雪山の迫力ある景色が見られ、室堂到着間際には高さ16mの雪の壁の雪の大谷を走ります。

雪の大谷をバスで通ります
車窓からの大日連山

室堂に着いたらさすがに人が多かったです、ここで雪の大谷ウォーキングと自由昼食で約2時間自由行動となります。雪の大谷はバスで通ってきた車道の片道を歩行者専用として歩くことができます。往復1.5キロほどで、その日に雪が降らない限りは除雪されているので普通の靴でも問題なく歩けます。ここ数年はパノラマロードという道も作られていて、雪の壁が無いので周りの景色がよく見えるのですが、雪の上を歩くため普通の靴だと滑ったり濡れたりします。トレッキングシューズやスノーブーツがあったほうが歩きやすいです。

雪の大谷を歩きます
パノラマロード

今年新しく出来ていたのが「ウチの大谷」というミニ雪の大谷的な物で、行き止まりになっているせいか人が少なくて良かったです。ここは雪の上の歩行となります。

ウチの大谷
室堂からの立山と浄土山

雪の大谷を楽しんだ後は食事ですが、これが大混雑です。レストランやカフェはもちろん、立ち食い蕎麦屋、軽食なども大行列。お弁当を買っても食べるスペースを確保するのもたいへんです。それがわかっていたのでお客さんにはホテル近くのコンビニなどで予め立ったままでも食べられるオニギリやパンなどを準備しておいてもらいました。

室堂から扇沢駅へ

室堂からは立山(3015m)の真下のトンネルの中を走るトロリーバスに乗ります。現在は日本で唯一のトロリーバスの路線でもあります。10分ほどで室堂の裏側の2316mの大観峰駅へと移動します。

大観峰駅から次の黒部平駅(1828m)はロープウェイですが乗車人員が80人で室堂からトロリーバスで移動してくる人数を裁けないので混雑しやすい駅です。さらに駅も小さいので居場所がなくなってゴチャゴチャする駅だったのですが、コロナ以降1階2階の売店が無くなりスペースが増えたので以前ほど狭くは感じなくなりました。さらに2階のテラスが雪の時期は閉鎖していたところに雪のトンネルを掘って少しだけ景色が見えるようにしていました。

大観峰からの後立山連峰
ロープウェイ

通常混雑時期はこの大観峰で1時間以上の待ち時間も発生するのですが、今回は20分程度の待ち時間で済みました。駅員と話をしましたが、やはり団体が少ないから以前のような混雑にはならないと言っていました。ロープウェイに5分ほど乗ると黒部平です。

黒部平からはケーブルカーに5分乗車で標高1455mの黒部湖駅へ移動します。扇沢方面から来た人はロープウェイが混むとこの黒部平で長く待つことになるのですが、ここで重宝していた添乗員も利用できる休憩室は閉鎖していました。

黒部湖駅から黒部ダム駅は黒部ダムの堰堤の上を歩きます(1キロ弱)。階段200段以上登る展望台もあるのですが、この時期はまだダムの放水はしていません、6月くらいから観光放水が始まります。

ダムの堰堤を歩きます
黒部湖

最後の乗り物が富山県と長野県の県境の赤沢岳(2678m)をトンネルで抜ける電気バスです。元々はトロリーバスだったのが今は電気バスに変わっています。これまでは「立山黒部貫光」という会社の乗り物に5つ乗ってきましたが、最後の電気バスだけ「関西電力」の乗り物になります。

「立山黒部貫光」の乗り物は混雑すれば臨時便が出る、団体は個々にチケットが無く添乗員が持っている団体券でお客さんはツアーバッチを見せながら改札を通っていましたが、「関西電力」の電気バスは混雑すると臨時便では無く電気バスの台数を増やす、団体のお客さんにもチケットが1枚づつ発券される。という違いがあります。これは昔から変わらないのですが、今回違ったのは改札の際に個人、団体関係なく並んでいたのが、個人と団体で並ぶ改札が別れていました。

駅員によると人が多いので並んでも途中で締め切り、次便に乗ってもらうこともあるが、団体の同じツアーのお客さんが同じ時間に乗れないことを防ぐためにこの措置を取っていると言ってました。なお、団体は乗る時間を予約していて、時間変更する際は駅に電話をして時間変更をする必要があります。

4月に行った添乗員が団体で予約しているのにツアー客の一部が次便になってしまったと言ってました。おそらくこれを防ぐために取られた措置なのでしょう。電気バスは30分ごとの運行なので次便になると30分待つことになります。

混雑日以外だとこの措置は取らずに以前と同じ団体個人関係なく並ぶことになるかもしれません。

最後の電気バスに16分ほど乗ると終点の長野県扇沢駅(1433m)へ到着です。ツアーの場合は観光バスがここへ回送していて合流となります。今回は11時に立山駅出発で室堂で約2時間の時間があり、16時50分に扇沢駅に到着、GWにしては順調でした。

タヌキ
タヌキ

すごい景色ね!

ロバ
ロバ

天気良かったからね
その分混んだけど

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