安達太良山と磐梯山1泊2日ツアー
福島県の日本百名山2座、安達太良山と磐梯山を1泊2日で登るツアー。東北新幹線利用で宿泊は裏磐梯にあるホテルです。安達太良山は登りはロープウェイ利用で下りは周回コースで峰の辻→勢至平から歩いて下山。磐梯山は八方台からの往復コースです。
初日は雨予報、2日目は晴れ予報・・・
参加は10名で現地登山ガイド1名と添乗員1名の合計12名。
1日目 安達太良山
東京駅に集合して東北新幹線で郡山駅に向かいます。観光バスに乗り換え1時間で安達太良ロープウェイの駅に到着、雨予報でバスで走っている間にけっこう強い雨も降りましたが、現地では降っていなかったです。ただしこの後は雨予報なので雨具の下は履いてもらってのスタートです。
ゴンドラ式のロープウェイで約10分、山頂駅の標高は1350m、安達太良山の山頂は1700mなので乗り物でかなり標高を稼ぎます。木道の遊歩道からスタート、だんだんと土道になり、いくつかの高山植物も出てきました。


ある程度標高が上がると木が低くなり風も当たりますが、運良く雨は降らず時折薄日もさしてきます。途中ではまだ咲くはずのないアズマシャクナゲも少し咲いていました。


山頂に近づくと火山らしい全く木がない石ゴロゴロの道になります。このまま山頂までたどり着くかと思いましたが、5分くらい手前で本格的な降雨となり、雨具の上も装着となりました。とりあえず荷物を山頂直下に置いて岩場の頂上を往復します。雨と風のため写真を撮ったらすぐに下山、山頂直下に置いた荷物の所に戻ると雷が鳴り出したので、休憩を取らずそのまま下山開始。もし雷が10分早く鳴り出していたら山頂に登らず下山となっていたかもしれません。


下りはロープウェイを使わず峰の辻→勢至平経由で下ります。とりあえず雷が鳴っているので途中の休憩もあまり取らずに下っていきます。一時雨が小降りになったりもしましたが、またすぐに強い雨が降ったり、雷が鳴ったりと天気は安定しません。


勢至平まで下ると一安心、馬車道と呼ばれる幅広い道を下ります。途中には咲き始めのレンゲツツジなども見られました。馬車道から何回か山道に入りますが、雨もあって足元はぬかるみ下山に苦労します。


下山途中に雨は止み青空も見え始めました。予報では15時には止むということでどうやらその通りになったようです。


無事にロープウェイの駅まで歩いて下りゴール、登りが1時間半、下りは3時間ほどで周回コースを歩き終わりました。汚れた靴や雨具を洗ってからバスに乗車、約1時間ほど走り宿泊先の裏磐梯へ移動します。ホテルは登山靴で入るのが申し訳ない感じの裏磐梯レイクリゾートホテル、温泉とバイキングの食事で翌日に備えます。
2日目 磐梯山
本日は晴れ予報、ホテルから観光バスで15分ほどで登山口の八方台へ移動します。平日ですが天気の良さのせいか、けっこう車が来ています。登山口でガイドさんと合流して登山スタートです。


最初はブナ林を緩やかに登り中の湯跡まで歩いていきます、磐梯山の噴火により今は営業していない温泉です。その先は段々と急登になっていきますが、時折樹林帯の中を爽やかな風が抜けていきます。そのまま高度を稼ぎ登り続けると展望所から桧原湖が見えてきますが、周辺の山々はけっこう雲に覆われている感じです。


展望所よりさらに登り弘法清水へ、ここは磐梯山の4合目に当たりますが、磐梯山は噴火する前は今の倍の高さがあっただろうということで山頂を5合目としています。弘法清水から最後の急登を登りスタートから2時間40分ほどで山頂へ到着。山頂に着いた頃から段々と雲が取れ始め周りの山や湖などが見えてきました。


山頂で弁当タイムを取った後は弘法清水まで戻りトイレタイムを取ります。数年前から普通のトイレは無くなり、弘法清水の山小屋で携帯トイレを買っての対応になっています。弘法清水周辺も景色がキレイに見えます。


下りはお花畑コースから回っていきます、固有種のバンダイクワガタ咲いていました。お花畑の後は同じ道を下ります。


とてもスムースに下山となり下りも2時間20分の行動時間で下山。観光バスでホテルに戻り入浴をしてから郡山駅に向かい、東北新幹線で帰ります。

初日と違い
2日目は爽やかな
気候だったよ

山も花もキレイね
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