硫黄岳〜横岳〜赤岳1泊2日ツアー
新宿から特急あずさで茅野駅へ向かいタクシーに乗り換え桜平の登山口から夏沢峠経由で硫黄岳を経て硫黄岳山荘に宿泊、2日目は横岳〜赤岳と縦走して行者小屋へ下り、美濃戸口へ下山する1泊のコースです。6月は八ヶ岳の花シーズン、横岳の岩稜帯歩きと内容の濃い縦走ツアーです。
参加者は17名、現地登山ガイド2名と添乗員1名です。
1日目 桜平から硫黄岳
特急あずさ3号は満席、立ち乗りもけっこういました。茅野駅で降りたらタクシーに乗り換えて登山口の桜平へ、通常45分くらいですが、狭い山道のすれ違いも多く1時間以上かかりました。
標高1900mの桜平からスタート、最初は砂利道とアスファルトの林道を登っていきます。


八ヶ岳らしい苔の姿も見ながら30分強で夏沢鉱泉に到着、ここで弁当タイムとトイレタイムを取ります。水場もあるので補給して次はオーレン小屋まで50分ほどの歩き。道幅は狭くなり石がゴロゴロした登山道を登っていきます。オーレン小屋でもトイレ休憩を取ってから夏沢峠へ登ります。


標高2400mを越える夏沢峠には2軒の山小屋があるのですが、どちらも営業していないのでトイレは使えません。休憩を取った後はいよいよ硫黄岳に向かって登ります。少し登ると標高2500mあたりからは森林限界を越えてガレ場の道を歩いていきます。高山植物も数種類出てきました。


景色は曇り空なのであまり見えませんでしたが、時折雲の合間から山々が見えます。硫黄岳の山頂は霧に包まれてしまいましたが、写真を撮ってから硫黄岳山荘に下ります。下る途中で霧が少しづつ取れてきて翌日登る横岳や赤岳も見えてきました。


山荘は満員とのことですが寝床は1人1.5mの幅を取っているらしく快適です。500円の有料シャワーやウォッシュレットのトイレもあります。


2日目 横岳から赤岳
朝4時半頃に山荘前から御来光が見えるとのことで、皆さんそれに合わせて起きました。天気は良く御来光を眺め朝食をとってから出発です。


まずは横岳を目指します、ガレ場を登っていくと岩場や鎖、ハシゴが現れます。横岳はそういった難所を抜けていきますが、高山植物の宝庫でもあるので途中でツクモグサなどの植物を見ながら縦走していきます。


横岳の山頂まで来ると次に目指す赤岳も近くに見えてきます。岩場のため、すれ違い待ちなどで時間がかかりますが、2時間半ほどで赤岳展望荘にたどり着き休憩を取ります。今年もコロナの影響で赤岳頂上山荘は閉鎖しているのでここでトイレなどを済ませ出発です。


ガレ場や岩の急登を進み40分弱で赤岳の山頂へ、八ヶ岳の最高峰2899mです。富士山や南アルプス、中央アルプスの山々を眺めてから下山開始です。


文三郎尾根を下りますが、ここも岩場と鎖があり慎重に歩きます。90分ほどで行者小屋へ、ここで弁当タイムを取ります。


行者小屋からは北沢コースで下っていきます、赤岳鉱泉を通り北沢沿いを何回か橋で沢を渡りながら歩いていきます。90分ほど歩くと林道に出るので、あとは砂利道の林道を下っていきます。美濃戸で休憩を取ってからゴールの美濃戸口まで行者小屋から3時間半ほどで到着。
ガイドさんとはここでおわかれ、後はタクシーに乗ってお風呂に向かいます。入浴施設を出る頃に雨が降ってきましたが、山を歩いている時じゃなくて良かったです。タクシーで茅野駅まで移動して、特急あずさで新宿に向けて帰ります。

八ヶ岳はこの梅雨時が
花のシーズンなんだよね

梅雨でも晴れて
良かったね

そうだね
ツクモグサや
ウルップソウは
北海道以外では
ここと白馬でしか
見られないのだよ

少し早かったみたいね
来週くらいが見頃になりそうね
硫黄岳山荘情報
八ヶ岳は他の山域に比べて山小屋と山小屋の距離が近いためかサービス合戦となり、とても快適な小屋が多いのですが、今回宿泊した硫黄岳山荘には久しぶりに来たのですが、色々な所がよくなっていました。
★シャワーが使える 1回15分で500円。
★Wi-Fiが使える
★コンセントがたくさんあり無料で充電できる
★寝床のスペースが広い(1.5m)
★水と湯は無料でもらえる
★トイレがウォシュレット
稜線上の小屋なのにシャワーや水が無料でもらえるのは凄いです。
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