雌阿寒岳・斜里岳・羅臼岳2泊3日ツアー
道東の雌阿寒岳、斜里岳、羅臼岳を3日間で登るハードなツアーです。羽田空港から女満別空港に飛び、その日のうちに雌阿寒岳を登り、2日目に斜里岳、最終日に羅臼岳を登りその日のうちに帰ります。
秋雨前線が近づいてくる予報ですがどうなるか? 参加者は11名、登山ガイド1名と添乗員1名です。
1日目 雌阿寒岳
羽田空港からJAL便で女満別空港へ、機内アナウンスでは外気温が19℃とのこと、空港から外に出ると爽やかな風が吹いています。観光バスに乗り換え80分ほどで標高710mの登山口である野中温泉へ。最短ルートで雌阿寒岳を往復します。
スタート地点から青空と山頂が見えていて良い感じです。


3合目までは樹林帯の中の登りですが、その先はハイマツ帯となり段々と景色が見えてきます。オンネトー(湖)や咲き残りの花々も見ながらどんどん標高を上げていきます。


7合目の先あたりからはハイマツも無くなり、火山らしい地形に変わっていきます。9合目まで上がると噴火口が見えてきて山頂も間近となります。


1499mの山頂まで上がると少し雲が出てきましたが、阿寒富士や雄阿寒岳、阿寒湖などの景色が見えます。


山頂は風もあり寒いくらいでしたが、景色を見たら下山です。往復なので帰りも同じ道の下山。順調に歩き往復の行動時間は5時間15分ほどでした。バスに乗ったら30分弱で宿泊先の阿寒湖温泉です。
2日目 斜里岳
阿寒湖温泉を4時出発の段階で雨が降っていましたが、北に上がると天気がマシという予報を信じて約2時間のバス移動です。
予報どおり標高680mの登山口の清岳荘に着くと雨は降っていなかったです。


斜里岳は沢を渡渉しながらの登山になるので、あまり雨が降ると増水して困るところでしたが、天気は曇でたまに小雨が降る程度で良かったです。いくつかの滝や沢沿いの登山道を渡渉を繰り返しながら登っていきます。


ダイモンジソウやミソガワソウの花を見ながら上二股まで登ると後は普通の登山道になります。


急登を登り詰めると1547mの山頂へ、北側のオホーツク海側は景色が見え、秋雨前線が迫ってくる南側は曇が多かったです。


下りは上二股までは同じ道を下り、そこからは尾根コースの新道を歩きます。


尾根から最後は急な下り坂を進み下二股へ、そこからは沢の渡渉をして登山口の清岳荘へと戻ります。
順調に歩き、8時間半ほどでゴール。バスに乗り1時間半強で宿泊先のウトロへ向かいます。
3日目 羅臼岳
ウトロ温泉を3時に出発、バスで30分ほどで標高220mの岩尾別温泉登山口に到着。1時間ほどヘッドライトを付けての歩行です。
天気予報では8時頃から雨、午後からは雨と風が強くなるとのことですが、スタート時は晴れていました。
オホーツク展望台に着く頃には明るくなりライトも不要に、標高1661mの山頂までは標高差1400m以上、ここからどんどん登っていきます。


弥三吉水、銀冷水と進んでいきますが、途中では青空と羅臼岳の山頂が見えています。


樹林帯を抜け大沢に入ると、段々と曇、霧が出てきて雨が降ってきたので、雨具を着けて登っていきます。この大沢は遅くまで雪が残るので、高山植物もまだまだ残っていました。


羅臼岳と三峰の鞍部である標高1350mの羅臼平に着くと完全に霧の中、雨と風もありましたがそのまま山頂を目指します。


ハイマツ帯を登り、岩清水から先は岩場も出てきます。登っていくと雲の上に出たようで雨も無し、振り返れば知床連山が時折雲の中に見えます。どうやら羅臼平が雲の通り道になっていたようで、その上に抜けました。


スタートから6時間強、ようやく1661mの山頂に到着、南からの強い風があり山頂には長居できない感じ、写真を撮ったらすぐに下山です。


羅臼平まで戻ると段々と雨風が強くなってきました、予報どおりです。この雨風があと2時間早かったら羅臼平からの引き返しになっていたかもしれません。
同じ道を帰りは4時間半ほどで下ります、約11時間の行動時間でした。
宿泊していたウトロのホテルにバスで戻り、温泉入浴をしてから女満別空港に向かいます。バス移動中はけっこう雨が強くなってきましたが、フライトは問題なく無事に羽田へと帰りました。

朝早い出発ね!

最終日は3時発
2時起きだよ〜

2時は普通の人は
起きる時間じゃない
コメント
ツアーではお世話になりました。
ガイドさん、添乗員さん、そして参加者の方々、穏やかなメンバーの方ばかりで一人参加でしたが、楽しい旅になりました。3座、無事に登頂でき、幸せな3日間でした。
chakosute様
羅臼岳は天気が心配でしたが、無事に登れて本当に良かったです!
ハードなツアーですが全員が登頂出来たのがなによりです。