谷川岳・苗場山・巻機山2泊3日ツアー
2泊3日で群馬と新潟県境の谷川岳と長野・新潟県境の苗場山、そして新潟県の巻機山(まきはたやま)の日本百名山3座を登るツアーです。
熱帯低気圧が近づいてきていて台風になるかどうか、関東北部や新潟県は直撃では無いが、前線の影響で最初の2日間は雨予報です。
参加者は10名と登山ガイド1名と添乗員1名です。
1日目 谷川岳
東京駅6:10集合、添乗員は30分前からの受付のため前泊です。上越新幹線で上毛高原へ1時間15分ほど、観光バスに乗り換え谷川岳ロープウェイの駅までは40分ほどの走行です。
天気予報通りの雨、連休とはいえこの天気だとロープウェイもすいています。


標高1319mの天神平をスタートしてから1時間弱で熊穴沢避難小屋へ、到着すると雨がほとんど止みました。


ここから先は尾根歩きとなり、森林限界も越えていきます。岩場も増えてきますが、順調に登っていきます。
再び雨が強くなる頃に山頂直下の肩の小屋に到着、谷川岳は山頂が2つありトマの耳(1963m)にまずは登ります、肩の小屋から10分もかからないです。そのトマの耳から20分弱歩くとより標高が高いオキの耳(1977m)があります。


風が強かったのですが、雨も止み、景色も時折見えて2つの山頂を登ってから肩の小屋へ戻ってきます。


肩の小屋からは同じ道を下山します。さすがにこの天気なので岩場などでのすれ違いが無くスムースで、15:35分に天神平に戻ってきたので行動時間は約6時間20分でした。
ロープウェイで下ったら観光バスに乗り、宿泊先の苗場プリンスホテルへ向かいます。本日からここに連泊ですが、ホテルに着いた後は雨が強くなってきました。熱帯低気圧は台風15号になったようです。
2日目 苗場山
台風15号の影響で1日雨予報、朝5時出発の時にはすでに降っていました。観光バスで登山口まで40分ほどの移動、コロナの影響などで標高1370mの和田小屋が閉まっているため標高1220mの祓川登山口駐車場までしかバスは入れません。その区間はアスファルト道を25分ほど歩きます。


和田小屋の近くから登山道に入ります。思ったよりは強い雨ではなく、台風が当初より南よりを進んでいる影響でしょうか。ただし前日からの雨で登山道は沢のように水が流れ込んできます。


下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝と少湿原を通りながら標高を上げていきます。2029mの神ヶ峰まで登ったら一度下り、その後が急登で山頂へ向かいます。


登り切ると木道が出てきて山頂の平らな湿原に入りますが、残念ながら霧で眺望は無し、そのまま標高2145mの山頂へ向かい、写真撮影をした後は山頂ヒュッテ前のベンチで弁当タイム。


雨は小降りににはなりましたが止まず、そのまま来た道を戻ります。下りも雨で悪路を進んでいきますが17時頃の下山、行動時間は11時間弱となりました。バスでホテルに戻ります。
3日目 巻機山
最終日は台風一過で晴れ予報、前日と同じく5時にホテルを出発して標高735mの桜坂駐車場までバスで1時間強の移動です。
前日の苗場山は悪天候ですれ違ったのは2人だけでしたが、本日は快晴のため駐車場はほとんど満車でした。トイレや登山準備をしてスタートです。


樹林帯の中を登っていきますが、前日の雨でぬかるみが残っています。巻機山は各合目に看板があるので目安になります(駐車場は2.5合目)。
6合目まで登ると巻機山の隣の割引山がキレイに見えてきました、7合目では山頂のように見えるニセ巻機山も見えます。
7合目からは樹林帯を出るため周りの景色もよく見えますが、日差しも当たるようになります。秋にしては気温が高く、キツイ登りとなります。9合目のニセ巻機山まで登ると山頂も見えてきます。そして周辺の山々がとても良く見えました。遠くは北アルプスから妙高山や火打山、前日登った苗場山や初日に登った谷川岳も見えます。


ニセ巻機山から一旦下り避難小屋へ、ここにはトイレがあるので弁当タイムを取ります。


食後は最後の登りで巻機山まで40分ほど、山頂手前の御機屋に山頂看板があり、そこから10分先の本当の山頂には看板はありません。山頂周辺では越後三山や尾瀬方面の山も見えました。景色を堪能したら同じ道を戻ります。


さすがに12時を過ぎると少し雲が出てきましたが、良い天気の中順調に歩き行動時間9時間少々でゴールしました。
下山後はバスで越後湯沢駅へ向かい、駅中のお風呂で入浴してから自由夕食、そして新幹線で帰ります。

最終日だけでも
晴れて良かったよ

終わりよければ
全て良しね!
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